「安さ思考」というものが、あまりにも経営者のみなさんに盲信されているように思います。
適正価格といわれているものが、果たして適正価格なのか?
こういったことも考えずに安さ思考をすると、価格競争に巻き込まれ、自分で自分の首を絞めることになります。
例えば、100円均一。
たしかに、100円で全てのものが売られています。
なら、ここで売られている商品と同じようなものは、すべて100円で売らないとダメなのかというと、そうではありません。
同じような商品が、デパートや百貨店なら、その10倍以上の値段がついています。
ですが、これで良いのです。
同じような商品でも、海外生産と、国内生産では、値段が違って当たり前です。
また、売る場所によって値段が違っても、不思議なことではないのです。
こういった視点に立たずに、ただ「安さ」だけを求める思考をしていると、利益は失われ、会社やお店の存続さえも危ぶまれます。
これからは「安さ思考」ではなく「適正価格思考」に切り替えるようにしてください。